かか)” の例文
彼は始終昼ながら夢みつつ、今にも貴き人又は富める人又は名ある人のおのれ見出みいだして、玉の輿こしかかせて迎にきたるべき天縁の、必ず廻到めぐりいたらんことを信じて疑はざりき。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
麹町の方へしずかにその乗物をかかせて行った。
番町皿屋敷 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)