ひる)” の例文
家に入つた信吾の心は、妙にひるんでゐた。彼は富江と別れて十幾町の歸路を、言ふべからざる不愉快な思ひに追はれて來た。
鳥影 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
うちに入つた信吾の心は、妙にひるんでゐた。彼は富江と別れて十幾町の帰路を、言ふべからざる不愉快な思ひに追はれて来た。
鳥影 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)