“腰裳(こしも)” の例文
かれ大毘古(おほびこ)の命、高志(こし)の國に罷り往(い)でます時に、腰裳(こしも)服(け)せる少女(をとめ)四、山代の幣羅坂(へらさか)五に立ちて、歌よみして曰ひしく
たまたま犬の一枚革(いちまいがわ)を背に引かけて車を輓(ひ)き、或いは越後(えちご)からくる薬売の娘のごとく、腰裳(こしも)を高くかかげて都大路(みやこおおじ)を闊歩(かっぽ)する者があっても、是を前後左右から打眺めて、讃歎する者の無いかぎりは
木綿以前の事 (新字新仮名) / 柳田国男(著)