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脱兎
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だつと
ふりがな文庫
“
脱兎
(
だつと
)” の例文
『はじめは
脱兎
(
だつと
)
の如く』と云つておいて、そして、『をはりは
処女
(
しよぢよ
)
のごとし』と云ふあたりは、
味
(
あぢは
)
つてみるとどうも
旨
(
うま
)
いところがある。
念珠集
(新字旧仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
言葉の下から、
脱兎
(
だつと
)
のやうに飛び出した女、それは八五郎と石原の子分衆に苦もなく取押へられたことは言ふ迄もありません。
銭形平次捕物控:222 乗合舟
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
錦の
厚板
(
あついた
)
の一と
抱
(
かゝへ
)
ほどあるのが、笹野新三郎の手に殘ると、お小夜は
脱兎
(
だつと
)
の如く身を拔けて
銭形平次捕物控:001 金色の処女
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
“脱兎”の意味
《名詞》
かけ逃げるうさぎ、極めて迅速であることのたとえ。
(出典:Wiktionary)
脱
常用漢字
中学
部首:⾁
11画
兎
漢検準1級
部首:⼉
7画
“脱”で始まる語句
脱
脱出
脱殻
脱線
脱棄
脱落
脱捨
脱疽
脱走
脱穀