“脚炉”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あしあぶり50.0%
あんくわ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ある日、良人は用事があってルーアンまで行ったので、帰りがけに、小さな脚炉あしあぶりをひとつ買って来た。彼はそれを「携帯用の煖房だ」などと云って笑っていた。
初雪 (新字新仮名) / ギ・ド・モーパッサン(著)
八の内にもあるやうな脚炉あんくわから引き出した、四角な黒い火入ひいれから蚊遣かやりけむりが盛んに立つてゐる。小男の客は、をりをりその側にあるブリキのくわんから散蓮華ちりれんげ蚤取粉のみとりこすくひ出して、蚊遣の補充をする。
金貨 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)