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背後手
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うしろで
ふりがな文庫
“
背後手
(
うしろで
)” の例文
渋江典膳とお浦とが
背後手
(
うしろで
)
に
縛
(
くく
)
られ、高く
梁
(
はり
)
に釣り下げられてい、その下に立った五郎蔵一家の用心棒の、望月角右衛門が、木刀で、
男女
(
ふたり
)
を撲っているではないか。
血曼陀羅紙帳武士
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
壁辰も、ニコニコしてそこの茶の間の前を通り、台所へ這入ったのだが! するすると
背後手
(
うしろで
)
に境いの板戸を閉め切ると同時に、壁辰、顔いろを変えて、あわて出した。
魔像:新版大岡政談
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
海から昇った
真紅
(
まっか
)
な
朝陽
(
あさひ
)
が長者の家の
棟棟
(
むねむね
)
を照らしておりました。
背後手
(
うしろで
)
に縛られた壮い男は、見張の男に
引摺
(
ひきず
)
られて
母屋
(
おもや
)
の
庭前
(
にわさき
)
へはいって来て、土の上に腰をおろしました。
宇賀長者物語
(新字新仮名)
/
田中貢太郎
(著)
背
常用漢字
小6
部首:⾁
9画
後
常用漢字
小2
部首:⼻
9画
手
常用漢字
小1
部首:⼿
4画
“背後”で始まる語句
背後
背後向
背後姿
背後袈裟
背後楯
背後状
背後影
背後態
背後抱
背後指