“胆斗”の読み方と例文
読み方割合
たんと100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
胆斗たんとごとし——ということばもあるが、この男の、何と身なりも小さいくせにと、やや気をのまれたかたちであった。
新書太閤記:04 第四分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「周善なれば、仕損じますまい。彼は、ちから鼎をあげ、胆斗たんとの如き大将で、しかも忠烈ならびなき大将です」
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
だから余り燈火あかりに近くすわると、そのうすい髪の根までがいて見えて、この体躯矮短わいたんにして胆斗たんとのごとき奇男児の風貌、いやが上にも魁偉かいいに見せ過ぎる嫌いがある。
新書太閤記:08 第八分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)