“聴客”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きゝて50.0%
ききて50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さういふ遊蕩的分子をその血にたんと持伝へてゐたから、舌切雀のやうに情死しんぢゆうで損じた舌をも、うにか工夫して独吟となると聴客きゝての魂を吸ひつけるやうなはなわざも出来たのだ。
すると、正直な聴客きゝての一にん
しかしこれにも女役者同様、男まさりの上手も現われて、真の聴客ききてを喜ばせたことは申すまでもない。
明治世相百話 (新字新仮名) / 山本笑月(著)