羽翼つばさ)” の例文
また凡て羽翼つばさありてはうところの者は汝らにはけがれたる者なり汝らこれをくらうべからず。
正義と微笑 (新字新仮名) / 太宰治(著)
とも寄りの甲板のてすりの側に立って、そこから大きな煙筒の方を望むと、さかんな黒い煙がすさまじい勢いで噴出ふきだしている。あだかも羽翼つばさをひろげた黒い怪鳥が一羽ずつそこから舞いつかのように見える。
新生 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
羽翼つばさなき大羽子の身は
春鳥集 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)
凡て羽翼つばさをもてぶところのきよき物は汝らこれをくらうべし。
正義と微笑 (新字新仮名) / 太宰治(著)
處女をとめにあまる羽翼つばさかな
藤村詩抄:島崎藤村自選 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
処女にあまる羽翼つばさかな
若菜集 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
羽翼つばさなければ繋がれて
藤村詩抄:島崎藤村自選 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
羽翼つばさも軽き小蝶こそ
若菜集 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
羽翼つばさも輕き小蝶こそ
藤村詩抄:島崎藤村自選 (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
羽翼つばさの色のねたきかな
若菜集 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)