“群鶏（ぐんけい）” の例文
旧字：群鷄
閑話休題（かんわきゅうだい）。その太田原の宗郷さんだが、褒められて増長したんだね。いつの間にか餓鬼大将になってしまった。尤も群鶏（ぐんけい）の一鶴（かく）さ。
ガラマサどん (新字新仮名) ／ 佐々木邦(著)
一羽の馴れない鶏を入れたために、鶏舎の群鶏（ぐんけい）がみな躁狂（そうきょう）して傷つく例もありますから、よほど考えものです。
三国志：04 草莽の巻 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)
鈍骨武士のなかに置いたら群鶏（ぐんけい）一鶴（かく）ともいえるほど目立つ侍だろうが、それゆえに、敢えてわしは彼を忌（い）む
新書太閤記：03 第三分冊 (新字新仮名) ／ 吉川英治(著)