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繩梯子
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なわばしご
ふりがな文庫
“
繩梯子
(
なわばしご
)” の例文
新字:
縄梯子
捕虜をとらえていた悪漢はその手を離した。またたく間に、
繩梯子
(
なわばしご
)
は窓の外におろされ、二つの鉄の
鈎
(
かぎ
)
でしっかと窓縁に止められた。
レ・ミゼラブル:06 第三部 マリユス
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
錠銀がこぼれださないように
腹巻
(
はらまき
)
をしめなおし、壺は風呂敷に包んで首に括りつけ、
繩梯子
(
なわばしご
)
をつたって甲板へ降りて行った。
呂宋の壺
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
こういって、指さす所を見ると、そこは足がかりもない絶壁で、頼りとするのは、一すじの
繩梯子
(
なわばしご
)
が下がっているばかり。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
近づくに従って、その風船から地上に垂れている
繩梯子
(
なわばしご
)
の一方の綱が切れて、梯子の形を失い、残る一本の綱でやっと風船をつなぎとめている事が分った。
地獄風景
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
二人は外へ出ると、すばやく第一の
繩梯子
(
なわばしご
)
を登り、そこからすぐ右へ、
叢林
(
そうりん
)
の中をぬけてゆき、(第二の繩梯子は登らずに)急斜面をまっすぐに、加波山神社の境内へと出た。
風流太平記
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
▼ もっと見る
その時マリユスは、今まで何かわからなかったその繩みたいなものは、実は木の桟と引っかけるための二つの
鈎
(
かぎ
)
とがついてるきわめて巧みにできた
繩梯子
(
なわばしご
)
だということがわかった。
レ・ミゼラブル:06 第三部 マリユス
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
カランと堂の中でひびいたのは、
木桟
(
もくさん
)
の
繩梯子
(
なわばしご
)
でも
空洞
(
からどう
)
へ
下
(
お
)
ろしたような木の音です。
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
繩梯子
(
なわばしご
)
でいつでも昇れる大軽気球
地獄風景
(新字新仮名)
/
江戸川乱歩
(著)
「それに、
繩梯子
(
なわばしご
)
を巻き上げたりなどしやがって、どうも
気振
(
けぶ
)
りが
腑
(
ふ
)
に落ちねえ」
江戸三国志
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
繩梯子
(
なわばしご
)
がつけられるや、テナルディエは叫んだ。
レ・ミゼラブル:06 第三部 マリユス
(新字新仮名)
/
ヴィクトル・ユゴー
(著)
繩
部首:⽷
19画
梯
漢検準1級
部首:⽊
11画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“繩梯”で始まる語句
繩梯