繁山しげやま)” の例文
「見る毎にこころ和ぎむと、繁山しげやま谿たにべにふる、山吹を屋戸やどに引植ゑて」(巻十九・四一八五)
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
源右大将は常陸守ひたちのかみの養女に興味は覚えながらも、しいて筑波つくばの葉山繁山しげやまを分け入るのは軽々しいことと人の批議するのが思われ、自身でも恥ずかしい気のされる家であるために
源氏物語:52 東屋 (新字新仮名) / 紫式部(著)