“屋戸”の読み方と例文
読み方割合
やど100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もう一つの皇子の御歌は、「秋萩は咲きぬべからし吾が屋戸やどの浅茅が花の散りぬる見れば」(巻八・一五一四)というのである。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
吾が屋戸やどの一枝萩をおもに見せずほと/\散らしつるかも
秋の七草に添へて (新字旧仮名) / 岡本かの子(著)
この歌の次に、「わが屋戸やど夕影草ゆふかげぐさの白露の消ぬがにもとなおもほゆるかも」(巻四・五九四)というのもあり、極めて流暢りゅうちょうに歌いあげている。
万葉秀歌 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)