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屋戸
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やど
ふりがな文庫
“
屋戸
(
やど
)” の例文
もう一つの皇子の御歌は、「秋萩は咲きぬべからし吾が
屋戸
(
やど
)
の浅茅が花の散りぬる見れば」(巻八・一五一四)というのである。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
吾が
屋戸
(
やど
)
の一枝萩を
念
(
おも
)
ふ
児
(
こ
)
に見せずほと/\散らしつるかも
秋の七草に添へて
(新字旧仮名)
/
岡本かの子
(著)
この歌の次に、「わが
屋戸
(
やど
)
の
夕影草
(
ゆふかげぐさ
)
の白露の消ぬがにもとな
念
(
おも
)
ほゆるかも」(巻四・五九四)というのもあり、極めて
流暢
(
りゅうちょう
)
に歌いあげている。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
そこに行くと、「君待つと吾が恋ひ居ればわが
屋戸
(
やど
)
の
簾
(
すだれ
)
うごかし秋の風吹く」(巻四・四八八)の方が
旨
(
うま
)
い。似ているが初句の「君待つと」で
緊
(
しま
)
っている。
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
戸
常用漢字
小2
部首:⼾
4画
“屋戸”で始まる語句
屋戸野