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緊褌
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きんこん
ふりがな文庫
“
緊褌
(
きんこん
)” の例文
恋と義にはさまれて心の拠りどころなく苦しんでいた栄三郎に
緊褌
(
きんこん
)
一番、一大奮励をうながしたのだった。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
西洋人の真似して、猿股を着けおれるなるべし、猿股にては、
緊褌
(
きんこん
)
一番ということも出来ず。
層雲峡より大雪山へ
(新字新仮名)
/
大町桂月
(著)
そして、其等の
轍
(
わだち
)
をふまないために、今こそ我々は
緊褌
(
きんこん
)
一番すべきであると。
光と風と夢
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
僕達四年生としては、うっかりしていればこの通りという実物教訓に行き当って、
緊褌
(
きんこん
)
一番、先輩のように課外準備を苦しがってチョクチョク
脱
(
ぬ
)
けませんと、担任の先生に誓う外はなかった。
親鳥子鳥
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「お前は、僕なんかに
較
(
くら
)
べると問題にならないほど、うまいんだ。でも、あしたは本職の役者の前でやるのだから、ちょっと今夜は酷評して
緊褌
(
きんこん
)
一番をうながしてみたんだがね。なに、上出来だよ。」
正義と微笑
(新字新仮名)
/
太宰治
(著)
“緊褌”の意味
《名詞》
緊褌(きんこん)
しっかり褌を締めること。
心を引き締めること。
(出典:Wiktionary)
緊
常用漢字
中学
部首:⽷
15画
褌
漢検1級
部首:⾐
14画
“緊”で始まる語句
緊
緊張
緊乎
緊縛
緊要
緊那羅
緊縮
緊迫
緊着
緊密