紺靛色インジゴーいろ)” の例文
やがて食卓から立って妻児が下りて来た頃は、北天の一隅に埋伏まいふくし居た彼濃い紺靛色インジゴーいろの雲が、倏忽たちまちの中にむら/\とった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
今日早夕飯を食って居ると、北からやりと風が来た。眼を上げると果然はたして、北に一団紺靛色インジゴーいろの雲が蹲踞しゃがんで居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)