“インジゴーいろ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
紺靛色50.0%
印度藍色50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やがて食卓から立って妻児が下りて来た頃は、北天の一隅に埋伏まいふくし居た彼濃い紺靛色インジゴーいろの雲が、倏忽たちまちの中にむら/\とった。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
今日早夕飯を食って居ると、北からやりと風が来た。眼を上げると果然はたして、北に一団紺靛色インジゴーいろの雲が蹲踞しゃがんで居る。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
それからずっと西の方は、斗満上流の奥深く針葉樹しんようじゅを語る印度藍色インジゴーいろの山又山重なり重なって、秋の朝日に菫色すみれいろ微笑えみを浮べて居る。余等はやゝ久しく恍惚こうこつとして眺め入った。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)