細金ほそがね)” の例文
極彩色、生け彩色、俗にいう桐油とうゆ彩色など。その彩色に属するもので、細金ほそがねというのがある。これは細金で模様を置くのである。くとはいえない。
こういって師匠はその中で特に精巧に刻まれてある細金ほそがねの一体を取り上げ
私の見附け出した観音様の中には、細金ほそがねの精巧なものがある。これは京都仏師七条左京しちじょうさきょうの作。または天狗長兵衛と綽名あだなのある名工の手のんだ作がある。それから羅漢仏師松雲元慶禅師の作がある。