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素人屋
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しもたや
ふりがな文庫
“
素人屋
(
しもたや
)” の例文
また万茶亭と
素人屋
(
しもたや
)
との間の路地裏にはルパン、スリイシスタ、シラムレンなど名づけられたものがあった。今も猶在るかも知れない。
濹東綺譚
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
花というのはすでに御承知の、有明荘の崖下なる
素人屋
(
しもたや
)
の二階に住む可愛らしい縫子。ズケズケ言う赭熊の肱に手を掛け、さも済まなそうに
魔都
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
重吉の方は
浅草
(
あさくさ
)
芝崎町
(
しばざきちょう
)
の
天岳院
(
てんがくいん
)
に
日輪寺
(
にちりんじ
)
という大きな寺のあるあたり、
重
(
おも
)
に
素人屋
(
しもたや
)
のつづいた横町に洗濯屋の二階を捜した。
ひかげの花
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
「とめ婆の話では、鶴子は崖下の
素人屋
(
しもたや
)
にいる花という
縫子
(
おはり
)
にいつもしみじみ身上話をしていたといったナ。……ひとつその
娘
(
あま
)
ッ
子
(
こ
)
を叩いて見るか」
魔都
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
飯田町辺
(
いいだまちへん
)
の
素人屋
(
しもたや
)
の二階へ引移った後、重吉は家にばかり一緒にいては、女に思案の余暇を与える時がない。
ひかげの花
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
ちょうどその時窓の外を、有明荘の崖下の
素人屋
(
しもたや
)
に住んでいる例の花という美しい縫子が通りかかった。連れの
赭熊
(
しゃぐま
)
の娘とも別れたと見え、何か俯向き勝ちに歩いて行く。
魔都
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
素
常用漢字
小5
部首:⽷
10画
人
常用漢字
小1
部首:⼈
2画
屋
常用漢字
小3
部首:⼫
9画
“素人”で始まる語句
素人
素人目
素人家
素人眼
素人下宿
素人細工
素人考
素人衆
素人流
素人相撲