紙挟ポートフオリオ)” の例文
旧字:紙挾
さう言つて学生に別れた岩村男は、控室に帰つて角々かど/\り切れたいつも紙挟ポートフオリオを小脇にはさむだと思ふと、直ぐ表通りへ飛び出した。そして物の二十分と経たぬに会堂わきの牛飯屋の店先に立つてゐた。