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紅絵
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べにえ
ふりがな文庫
“
紅絵
(
べにえ
)” の例文
しかしてこれに配置せられたる群集
雑沓
(
ざっとう
)
の状もまた模様風にして
宝暦
(
ほうれき
)
頃
鳥居清満
(
とりいきよみつ
)
が
紅絵
(
べにえ
)
の風景を想起せしむるものあり。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
それのみならず、既に
紅絵
(
べにえ
)
時代においてさえ
奥村政信
(
おくむらまさのぶ
)
や
鳥居清満
(
とりいきよみつ
)
などによって画かれていることを思えば、いかに特殊の価値をもっているかがわかる。
「いき」の構造
(新字新仮名)
/
九鬼周造
(著)
この二色摺は即ち
紅絵
(
べにえ
)
と称するものにしてその発明当初においては極めて小形の板画のみに応用せられたり。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
寛保
(
かんぽう
)
延享
(
えんきょう
)
の頃の
漆絵
(
うるしえ
)
紅絵
(
べにえ
)
には早くも西洋風の遠近法を用ひて
巧
(
たくみ
)
に
遠見
(
とおみ
)
の景色と人物群集の
状
(
じょう
)
とを描き
出
(
いだ
)
せり。
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
木板色摺のいまだ進歩せざりし
紅絵
(
べにえ
)
の時代においては、板下画家はその色彩の規範を常に肉筆画に仰ぎたれども、
後
(
のち
)
には全く反対となり、肉筆画の色彩をばかへつて木板画に
倣
(
なら
)
はんとするに至りぬ。
浮世絵の鑑賞
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
“紅絵”の解説
紅絵(べにえ)とは、江戸時代に描かれた浮世絵の彩色技法のひとつである。
(出典:Wikipedia)
紅
常用漢字
小6
部首:⽷
9画
絵
常用漢字
小2
部首:⽷
12画
“紅絵”で始まる語句
紅絵具