“べにえ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
紅絵75.0%
臙脂絵25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この二色摺は即ち紅絵べにえと称するものにしてその発明当初においては極めて小形の板画のみに応用せられたり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
寛保かんぽう延享えんきょうの頃の漆絵うるしえ紅絵べにえには早くも西洋風の遠近法を用ひてたくみ遠見とおみの景色と人物群集のじょうとを描きいだせり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
役者絵は以上鳥居派の三画工並にその門人のほかに、奥村政信おくむらまさのぶ及びその門人のこれを描けるものすくなからず。以上諸画工の役者絵は皆墨摺の板行絵はんこうえ彩色さいしきを施したる丹絵たんえ臙脂絵べにえ漆絵うるしえの類なり。
江戸芸術論 (新字新仮名) / 永井荷風(著)