精爽せいそう)” の例文
しかりといえども、集散遅速は火の初めて滅して、煙気なおうつせるがごとし。ゆえに、鬼神の感格あり、厲霊れいりょうの来出あり、精爽せいそうの依託あり、魂魄の流行あり。
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)
くせん。人の生、はじめて化するをはくという。すでに魂を生ず。陽をこんという。物を用いてせい多ければ、すなわち魂魄こんぱく強し。ここをもって、精爽せいそうにして神明に至るあり。
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)