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篠山
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ささやま
ふりがな文庫
“
篠山
(
ささやま
)” の例文
窯はその国の古い都
篠山
(
ささやま
)
から、そう離れたところではありません。
立杭
(
たちくい
)
と呼ぶ村で、今は兵庫県内の
多紀
(
たき
)
郡
今田
(
こんだ
)
村に属します。
手仕事の日本
(新字新仮名)
/
柳宗悦
(著)
先鋒の義経は、丹波路をとって亀岡から園部、
篠山
(
ささやま
)
と通過し——篠山から西南の
三草越
(
みくさご
)
えをさして急ぎに急いでいた。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
発祥の地は丹波の
篠山
(
ささやま
)
だが、お国名物のデカンショ節とは縁が遠く、下宿の本棚には、何やら六つかしいものを
列
(
なら
)
べて置くといった肌合いであったと思う。
随筆銭形平次:18 平次読む人読まぬ人――三人の政治家――
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
「福引の箪笥はくれるぜ。去年の暮に僕のところの女中が引いてきた。して見ると高等学校の教員は
丹波
(
たんば
)
の
篠山
(
ささやま
)
出身の女中よりも馬鹿にされているんだね」
ぐうたら道中記
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
「御冗談じゃございません、おれの行くところはどこだと交番でお聞きになるは、
篠山
(
ささやま
)
の
杢兵衛
(
もくべえ
)
さんに限ったものです、あなた様などの御身分で、めっそうもない」
大菩薩峠:40 山科の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
▼ もっと見る
京都所司代前田玄以の長子左近はその弟従弟と共に八名の近臣を伴つて
篠山
(
ささやま
)
から上洛、師父と共に殉教を覚悟。内藤如安も死を決意し、細川ガラシャは就刑の衣裳をつくつて命の下る日を待つた。
イノチガケ:――ヨワン・シローテの殉教――
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
妓
(
おんな
)
は、
丹波
(
たんば
)
の
篠山
(
ささやま
)
生まれだという。顔が
痩
(
や
)
せているくせに、手が大きい。色恋ではつきあえないが、不愍をかけるというものは、やはり遊びの場合にでも、いくらか良心を救うらしい。
松のや露八
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
丹波の
篠山
(
ささやま
)
でも大江山でも
吹雪物語:――夢と知性――
(新字旧仮名)
/
坂口安吾
(著)
篠
漢検準1級
部首:⽵
17画
山
常用漢字
小1
部首:⼭
3画
“篠山”で始まる語句
篠山七五郎