“築出”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
つきだ66.7%
つきだし33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
後の錦絵などで見るよりも、そこの河幅はずっと広くて、両岸から新しい石垣の築出つきだしが築かれ、そこにまだ新しい白木の欄干がかっていた。
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
勝負ノ壇は、崖から谷のなだれへむかって、凸字形に築出つきだしてある武者足場の、小さい堡塁ほうるいなのである。
私本太平記:07 千早帖 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
と、さっきから仲間ちゅうげんの宅助、天神河岸の築出つきだしにたたずんで、お米の姿を待ちあぐねていた。
鳴門秘帖:04 船路の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)