筐中きょうちゅう)” の例文
あたかもこれを筐中きょうちゅうに秘蔵するが如くせんとするも、天下、人をおさむるのはこなし、一旦の機に逢うてたちまち破裂すべきをいかんせん。
経世の学、また講究すべし (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
草木の種子、これを地にううれば芽を出だして草木の形を成し、これを筐中きょうちゅうにおさむれば依然として常に種子なり。
迷信と宗教 (新字新仮名) / 井上円了(著)
ただ遺憾いかんなるは脇屋わきや某が屠腹とふくを命ぜられたる事を聞き、かかる暴政ぼうせいの下にありては何時いついかなる嫌疑けんぎをうけて首をられんも知れずと思い、その時筐中きょうちゅうおきたる書類しょるい大抵たいてい焼捨やきすてました