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筆架
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ひつか
ふりがな文庫
“
筆架
(
ひつか
)” の例文
その日は
木瓜
(
ぼけ
)
の
筆架
(
ひつか
)
ばかり気にして寝た。あくる日、眼が
覚
(
さ
)
めるや
否
(
いな
)
や、飛び起きて、机の前へ行って見ると、花は
萎
(
な
)
え葉は枯れて、白い穂だけが元のごとく光っている。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
小供のうち花の咲いた、葉のついた
木瓜
(
ぼけ
)
を切って、面白く
枝振
(
えだぶり
)
を作って、
筆架
(
ひつか
)
をこしらえた事がある。それへ二銭五厘の
水筆
(
すいひつ
)
を立てかけて、白い穂が花と葉の間から、
隠見
(
いんけん
)
するのを机へ
載
(
の
)
せて楽んだ。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
筆
常用漢字
小3
部首:⽵
12画
架
常用漢字
中学
部首:⽊
9画
“筆”で始まる語句
筆
筆蹟
筆跡
筆硯
筆太
筆者
筆法
筆頭
筆墨
筆誅