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竦
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よだ
ふりがな文庫
“
竦
(
よだ
)” の例文
それはそれは怖ろしいお
面
(
かお
)
、と言う時にお藤自身もゾッとして
四辺
(
あたり
)
を見廻し、お君もあの時の面が眼の前に現われて身の毛が
竦
(
よだ
)
ちました。
大菩薩峠:12 伯耆の安綱の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
眼を閉じて狂瀾の
咆
(
ほ
)
え猛っているこの海を想えば、身の毛の
竦
(
よだ
)
つなぞとは、いうも愚か! 生きてこの国へ漂い着いている我々自身の運命を、ただ不思議と考えるほかはないのです。
ウニデス潮流の彼方
(新字新仮名)
/
橘外男
(著)
僕が機関長になった時の体験を話したら身の毛が
竦
(
よだ
)
つだろうよ君等は……まあ聞き給え……モウ
船室
(
ケビン
)
には用は無いだろう。ナニ、書物を読みたい。書物なんかは大概にしとくがいいね。
焦点を合せる
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
そんなものがあるわけはないが、兵馬は、あの芝の松原の、お浜の
酷
(
ひど
)
い殺され方を思いやって身の毛が
竦
(
よだ
)
つのでありました。
大菩薩峠:05 龍神の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
竦
漢検1級
部首:⽴
12画
“竦”を含む語句
竦然
立竦
居竦
射竦
竦立
一竦
竦毛
悪竦
抱竦
花竦薑
気竦
槎枿竦樛
掻竦
打竦
恐竦
局竦
寒毛竦立
三竦