“竦毛”の読み方と例文
読み方割合
おぞけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
相手が変な婆であったもんだから、それもきっと例のあま酒婆だったということで、うちじゅうのものは竦毛おぞけをふるっているそうです。
半七捕物帳:30 あま酒売 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
杉の森の寒夜もかくばかりかと思うほど、竦毛おぞけの立つひそまりかただった。
今日の人達はそんな馬鹿な事があるものかと一と口に云ってしまうでしょうが、その頃の人間はみんな正直ですから、そんな噂を聞くと竦毛おぞけをふるって怖がります。
半七捕物帳:30 あま酒売 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)