うかが)” の例文
何となれば歴史は彼等の全体をうかがうに足らないから、ことに家康の如きに至ってはあまりに誇張せられたる部分が多くないかとの嫌いがある。
青年の新活動方面 (新字新仮名) / 大隈重信(著)
二度と再び深夜に妻の寝室をうかがうぶざまさだけは、慎ませていたが、さえそれから一、二週間も過ぎた時分であったろうか。
陰獣トリステサ (新字新仮名) / 橘外男(著)