“空桶”の読み方と例文
読み方割合
からおけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
酒売りの男は、愛想をいうと、空桶からおけになって、もと来た坂道の方へ、すたすたと、足早に立去ってしまった。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
向うから空桶からおけかついで来る女がある。塩浜から帰る潮汲しおくみ女である。
山椒大夫 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
村のまたみちを、妙な野郎が、二つの空桶からおけかついで素っ飛んできやがった
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)