“空恍”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
そらとぼ80.0%
そらと20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
例の𢌞りくどい不得要領な空恍そらとぼけた調子で、並べ立てゝゐた處へ、丁度その小包が着いたのであつた。
子をつれて (旧字旧仮名) / 葛西善蔵(著)
ところがお前はいつまでも言葉を左右に託して、空恍そらとぼけている……
行人 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
空恍そらとぼけたって、もういけません。登楼あがりましょう、今のうちへ」
宮本武蔵:06 空の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)