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穉児
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おさなご
ふりがな文庫
“
穉児
(
おさなご
)” の例文
旧字:
穉兒
少女はふいと前の月夜の事を思い出し、その顔へ自分の袖をかけてやりながら、いま一人の
穉児
(
おさなご
)
をひしと抱き締めて、其処にいつまでも顔を伏せていた。
姨捨
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
と
当
(
あて
)
なしに大きく言った、が、いやな事はちっともない。どうして
発見
(
みいだ
)
したかを怪しまれて、湾の口を横ぎって、
穉児
(
おさなご
)
に船を
漕
(
こ
)
がせつつ、自分が語ったは、まずその
通
(
とおり
)
。
悪獣篇
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
奥の方なる林の中より若き女の
穉児
(
おさなご
)
を
負
(
お
)
いたるが笹原の上を歩みて此方へ来るなり。
遠野物語
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
穉
部首:⽲
17画
児
常用漢字
小4
部首:⼉
7画
“穉”で始まる語句
穉
穉子
穉拙
穉心
穉兒
穉気
穉樹
穉氣
穉童
穉物語