“穀作”の読み方と例文
読み方割合
こくさく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あらゆる穀作こくさくにも通じて言えることだが、稲にはことに年久しい観察に養われた、口伝くでんとも加減とも名づくべき技芸が備わっていた。
海上の道 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
東京が段々だんだん西へ寄って来て、豊多摩とよたま荏原えばらの諸郡は追々市外宅地や工場等の場所になり、以前もっぱ穀作こくさく養蚕ようさんでやって居た北多摩郡が豊多摩荏原にかわって蔬菜そさい園芸品えんげいひんを作る様になり
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)