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秋蝉
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あきぜみ
ふりがな文庫
“
秋蝉
(
あきぜみ
)” の例文
秋蝉
(
あきぜみ
)
が、啼いている。石井戸のそばに、坐りこんで、
工匠
(
たくみ
)
たちは弁当をひらき初めた。
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
今までは一向気にも留めざりし
鴉
(
からす
)
の鳴声も、かの大木の梢に聞付け候時は、
和尚奴
(
おしょうめ
)
、ざま見ろ。いゝ気味だと
嘲弄
(
ちょうろう
)
致すものゝやうに聞きなされ、
秋蝉
(
あきぜみ
)
の鳴きしきる声は、惜しよ惜しよ。
榎物語
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
堤後
(
ていご
)
の
樹下
(
じゅか
)
に鳴いているのだろう、
秋蝉
(
あきぜみ
)
の声がしおらしく聞えて来た。
蘆声
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
秋
常用漢字
小2
部首:⽲
9画
蝉
漢検準1級
部首:⾍
15画
“秋”で始まる語句
秋
秋風
秋雨
秋海棠
秋波
秋日和
秋刀魚
秋草
秋霜
秋毫