“和尚奴”の読み方と例文
読み方割合
おしょうめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今までは一向気にも留めざりしからすの鳴声も、かの大木の梢に聞付け候時は、和尚奴おしょうめ、ざま見ろ。いゝ気味だと嘲弄ちょうろう致すものゝやうに聞きなされ、秋蝉あきぜみの鳴きしきる声は、惜しよ惜しよ。
榎物語 (新字新仮名) / 永井荷風(著)