“私費”の読み方と例文
読み方割合
しひ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかるに彼はこの志士が血の涙の金を私費しひして淫楽いんらくふけり、公道正義を無視なみして、一遊妓の甘心かんしんを買う、何たる烏滸おこ白徒しれものぞ。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)
うとも/\。こんな大雨の日に晴れると言えば嘘に相違ない。その嘘も官費でく。僕達も嘘を吐かないことはないが、私費しひで吐くんだから、他人ひとに迷惑をかけない。
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)