“淫楽”の読み方と例文
旧字:淫樂
読み方割合
いんらく100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
残り五十両はそのまゝ旧(もと)の通り幹の穴に隠し、右の四拾両を以て、一時妾(めかけ)を囲ひ、淫楽(いんらく)に耽(ふけ)りをり候処、その妾も数年にして病死致し
榎物語 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
お家の断絶後における淫楽(いんらく)の自由を得んために、じゃまな嫡子はもとの忠僕であったあの質屋、すなわち三河屋へくれてしまったのでした。
しかるに彼はこの志士が血の涙の金を私費(しひ)して淫楽(いんらく)に耽(ふけ)り、公道正義を無視(なみ)して、一遊妓の甘心(かんしん)を買う、何たる烏滸(おこ)の白徒(しれもの)ぞ。
妾の半生涯 (新字新仮名) / 福田英子(著)