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神官
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かんぬし
ふりがな文庫
“
神官
(
かんぬし
)” の例文
鼻から
頤
(
おとがい
)
まで、馬づらにだぶだぶした、口の長い、顔の大きな、
脊
(
せい
)
は四尺にも足りぬ小さな
神官
(
かんぬし
)
でござりましたそうな。ええ、
夫人
(
おくさま
)
。
わか紫
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
特
(
こと
)
に、小田原へ使いに参った娘から聞きますと、それをまた、宮で受け取った
神官
(
かんぬし
)
と申すのが、容易なりません風体。
わか紫
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
晃 山沢、何にもない
孤児
(
みなしご
)
なんだ。鎮守の
八幡
(
はちまん
)
の宮の
神官
(
かんぬし
)
の一人娘で、その神官の
父親
(
おとっ
)
さんも亡くなった。叔父があって、それが今、神官の代理をしている。
夜叉ヶ池
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
他人でない、扱うてくれたまえ。(
神官
(
かんぬし
)
に)
貴方
(
あなた
)
も教えの道は御親類。(村長に)村長さんの声名にもお縋り申す。……(力士に)な、天下の力士は
侠客
(
きょうかく
)
じゃ、
男立
(
おとこだて
)
と見受けました。
夜叉ヶ池
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
金
(
かね
)
が光る——光るてえば、鱗てえば、ここな、(と小屋を見て)
鐘撞
(
かねつき
)
先生が
打
(
ぶ
)
ってしめた、
神官
(
かんぬし
)
様の嬢様さあ、お宮の
住居
(
すまい
)
にござった時分は、背中に八枚鱗が生えた蛇体だと云っけえな。
夜叉ヶ池
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
この宮の社司で……草履か高足駄の
他
(
ほか
)
は、下駄を
穿
(
は
)
かないお
神官
(
かんぬし
)
。
茸の舞姫
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
“神官”の意味
《名詞》
神官(しんかん)
神職。神主。
伊勢神宮に出仕する職員。
(出典:Wiktionary)
“神官”の解説
神官(しんかん)とは、国家の官吏として、何らかの神に仕える、または神を祀る施設に奉職する者のことである。2020年(令和2年)現在、日本には神官は存在しない。
(出典:Wikipedia)
神
常用漢字
小3
部首:⽰
9画
官
常用漢字
小4
部首:⼧
8画
“神官”で始まる語句
神官等
神官殿別懇