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碾臼
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ひきうす
ふりがな文庫
“
碾臼
(
ひきうす
)” の例文
僕が餅好きだから折々拵えさせるが、先ず関東一という
越ヶ谷
(
こしがや
)
の
糯米
(
もちごめ
)
を
糠
(
ぬか
)
のついたまま決して水で洗わずに
碾臼
(
ひきうす
)
で粉にさせる。
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
しかし、水車場の内部は、大分面目を變へた。
𢌞轉軸
(
シヤフト
)
、
碾臼
(
ひきうす
)
、
調革
(
しらべかは
)
、滑車といつたやうなものは、勿論みんな取除かれた。
水車のある教会
(旧字旧仮名)
/
オー・ヘンリー
(著)
「八銀貨! 八銀貨! 八銀貨! 八銀貨! 八銀貨!」と小さな
碾臼
(
ひきうす
)
の𢌞る音のように切間もなく変化もなしに続けた。
宝島:02 宝島
(新字新仮名)
/
ロバート・ルイス・スティーブンソン
(著)
碾臼
(
ひきうす
)
の様に頑固で逞しい
四対
(
よんつい
)
の聯結主働輪の上に、まるで
妊婦
(
みもちおんな
)
のオナカみたいな太った
鑵
(
かま
)
を
乗
(
のっ
)
けその又上に茶釜の様な煙突や、福助頭の様な
蒸汽貯蔵鑵
(
ドオム
)
を頂いた
とむらい機関車
(新字新仮名)
/
大阪圭吉
(著)
老人を
碾
(
ひ
)
いて若者にしたというお伽話の
碾臼
(
ひきうす
)
とは確かに違った碾臼で恐しくも碾きに碾かれて来た人間の標本が、あらゆる隅々に震えていた。あらゆる家々の戸口を出入していた。
二都物語:01 上巻
(新字新仮名)
/
チャールズ・ディケンズ
(著)
▼ もっと見る
その代り前の日からそういって下さいませんと出来ません。宅では信州から上等の
粒蕎麦
(
つぶそば
)
を取寄せてイザ打とうという前に
碾臼
(
ひきうす
)
で碾かせます。
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
先ず玄米をよく
拭
(
ふ
)
いて
碾臼
(
ひきうす
)
で
碾
(
ひ
)
いて粉にして
炮烙
(
ほうろく
)
で狐色になるまで
炒
(
い
)
ります。
食道楽:冬の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
お登和「大豆を生のまま
碾臼
(
ひきうす
)
で
挽
(
ひ
)
いてそれを ...
食道楽:春の巻
(新字新仮名)
/
村井弦斎
(著)
碾
漢検1級
部首:⽯
15画
臼
常用漢字
中学
部首:⾅
6画
“碾”で始まる語句
碾
碾割
碾茶
碾石
碾磑
碾瓦
碾玉
碾割麦
碾穀車
碾粉車