碩學せきがく)” の例文
新字:碩学
讀書どくしよいたづらに人の憂患わづらひすのみのなげきは、一世いつせい碩學せきがくにさへあることだから、たん安樂あんらくといふ意味から云ツたら其もからうけれど、僕等はとても其ぢや滿足出來ないぢやないか。
虚弱 (旧字旧仮名) / 三島霜川(著)
此厄は世々の貴人大官碩學せきがく鴻儒こうじゆ及至諸藝術の聞人といへども免れぬのである。
寿阿弥の手紙 (旧字旧仮名) / 森鴎外(著)