“碧橋”の読み方と例文
読み方割合
へききょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今はよく晴れて、沼を囲んだ、樹の袖、樹のすそが、おおいなる紺青こんじょうの姿見をいだいて、化粧するようにも見え、立囲った幾千の白い上﨟じょうろうが、瑠璃るり皎殿こうでんめぐり、碧橋へききょうを渡って、風に舞うようにもながめられた。
神鷺之巻 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)