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破襖
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やれぶすま
ふりがな文庫
“
破襖
(
やれぶすま
)” の例文
左に六
畳
(
じょう
)
ばかりの休息所がある。向うが
破襖
(
やれぶすま
)
で、その中が、何畳か、仁右衛門堂守の
居
(
い
)
る処。勝手口は裏にあって、台所もついて、
井戸
(
いど
)
もある。
縁結び
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
格子戸見通しの四畳を隔てた
破襖
(
やれぶすま
)
の角柱で相合うその片隅に身を置いたし、糸七は窓下の机の、
此方
(
こなた
)
へ、炉を前にすると同時に、いきなり
頭
(
こうべ
)
を下げて、せき込んで言ったのである。
薄紅梅
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
上下
(
うえした
)
一度にがッくりと歯が抜けた気と一所に、内がポカンと穴のように見えて、戸障子も、どんでん返し——ばたばたと、何ですかね、台所の板の間を隔ての、一枚
破襖
(
やれぶすま
)
に
描
(
か
)
いた、芭蕉の葉の上に
ピストルの使い方:――(前題――楊弓)
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
破
常用漢字
小5
部首:⽯
10画
襖
漢検準1級
部首:⾐
18画
“破”で始まる語句
破
破綻
破片
破目
破風
破壊
破落戸
破廉恥
破屋
破鐘