“矢張(やツぱ)” の例文
『米の飯が嫌ひ……某(それ)ア全く不思議だ。矢張(やツぱ)り諸君の……銀行に居られる人か?』と誰れかゞ質問した。
一月一日 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
異(おつ)なことをいふやうだが何(なに)かね世(よ)の中(なか)の女(をんな)が出来(でき)ねえと相場(さうば)が極(きま)つて、すつぺら坊主(ばうず)になつても矢張(やツぱ)り生命(いのち)は欲(ほ)しいのかね、不思議(ふしぎ)ぢやあねえか、争(あらそ)はれねもんだ、姉(ねえ)さん見(み)ねえ
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)