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真者
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ほんもの
ふりがな文庫
“
真者
(
ほんもの
)” の例文
その
声音
(
こわね
)
までが同じであるので、婿の家も供の者も、どちらが
真者
(
ほんもの
)
であるか
偽者
(
にせもの
)
であるかを鑑別することが出来なくなった。
中国怪奇小説集:16 子不語(清)
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
……では、先生におうかがいしますが、そういう奥まったところにある座敷土蔵へどうして偽物が忍びこみ、どうして大病の
真者
(
ほんもの
)
を持って行ったか、ひとつご
釈義
(
しゃくぎ
)
ねがいましょうか
顎十郎捕物帳:20 金鳳釵
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
お節が
真者
(
ほんもの
)
か替玉か判らねえ以上は、野郎をいくら責めたところで埒は明くめえ。まさか
草鞋
(
わらじ
)
もはくめえから、当分は
生簀
(
いけす
)
に入れて置くのだ。
半七捕物帳:49 大阪屋花鳥
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
最初の幽霊が果して偽者であったことは、おきよと甚右衛門の白状によって確かめられたが、後の幽霊が果して
真者
(
ほんもの
)
であるかないかを、確かめ得るものはなかった。
真鬼偽鬼
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
新次郎を取り押えて、大体の見当は付いたんですが、替玉か
真者
(
ほんもの
)
か、それが確かに判らない。
半七捕物帳:49 大阪屋花鳥
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
真
常用漢字
小3
部首:⽬
10画
者
常用漢字
小3
部首:⽼
8画
“真”で始まる語句
真
真似
真面目
真実
真直
真中
真紅
真暗
真赤
真鍮