真珠島しんじゅとう)” の例文
「ああ真珠島しんじゅとうだ。真珠島しんじゅとうだ。」というさけびがふねうえからこりました。この時分じぶんから、ようやくなみのうねりがたかまってきました。
船の破片に残る話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「どうです、おれいは、いくらでもしますが、真珠島しんじゅとうへ、このふねけてはくださらないか。きっと、あのしまへいけば、しものがあるのだから——。」と、金持かねもちは、たのみました。
船の破片に残る話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
真珠島しんじゅとうは、えませんかな。」と、いって、あちらをながめました。
船の破片に残る話 (新字新仮名) / 小川未明(著)