“相対死”のいろいろな読み方と例文
旧字:相對死
読み方割合
あいたいじに75.0%
あいたいし25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夫の嫉妬や外界のいろいろの圧迫に堪え兼ねて、到頭とうとう相対死あいたいじに」の道を選んだことが、実によくわかるのでした。
心を一つにした相対死あいたいじにに相違ござんすまいが、今様お半長右衛門だなんて、悪口を言っていたものがありました。
大菩薩峠:41 椰子林の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
有りふれた例をあげてみれば、当時相対死あいたいしと言った情死をはかって、相手の女を殺して、自分だけ生き残った男というようなたぐいである。
高瀬舟 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
公然名乗り出なかったは、相対死あいたいしにの処罰に落されはせぬかと、それを恐れたというのであった。
丹那山の怪 (新字新仮名) / 江見水蔭(著)