盛岡もりをか)” の例文
又来春といふ約束で人夫もどんどん雫石しづくいしから盛岡もりをかをかかって帰って行ったあとでしたし
化物丁場 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
盛岡もりをかの中学校の
一握の砂 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
盛岡もりをかの電燈はかすかにゆらいでねむさうにならびただ公園のアーク燈だけ高いところでそらぞらしい気焔きえんの波を上げてゐる。どうせ今頃いまごろは無鉄砲な羽虫が沢山集ってぶっつかったりよろけたりしてゐるのだ。
秋田街道 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)