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皈洛
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きらく
初君が哥に「ものおもひこし
路の
浦の
白浪も立かへるならひありとこそきけ」此哥
吉瑞となりてや、五年たちてのち
嘉元元年為兼卿
皈洛ありて、九年の
後正和元年
玉葉集を
撰の時
初君が哥に「ものおもひこし
路の
浦の
白浪も立かへるならひありとこそきけ」此哥
吉瑞となりてや、五年たちてのち
嘉元元年為兼卿
皈洛ありて、九年の
後正和元年
玉葉集を
撰の時
今も我があたりにて
老女など
今日は布を市にもてゆけなどやうにいひて
古言ものこれり。
東鑑を
案るに、建久三壬子の年
勅使皈洛の時、
鎌倉殿より
餞別の事をいへる
条に
越布千
端とあり。