百足虫腹むかでばら)” の例文
「ばかを申せ。きょうは是が非でも二ノ森を踏破して、お花畑のぺんから三十五社、ありの細道、または人跡未踏という、つるぎの刃渡り、百足虫腹むかでばらまでも、越えてみなければ気がすまぬ」
鳴門秘帖:03 木曾の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
きょうも棒切ぼうきれを手にもって、友だち小猿こざるを二、三十ぴきつれ、僧正谷そうじょうがたにから、百足虫腹むかでばら嶮岨けんそをつたい、鞍馬くらま大深林だいしんりんをあそびまわっているのは、果心居士かしんこじ童弟子わらべでし、いがぐりあたまの竹童ちくどうであった。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)